ギャツビイGC(静岡) 経営会社の破産手続開始決定
ギャツビイゴルフクラブの経営会社である㈱東名小山カントリー倶楽部は、2023(令和5)年7月6日に東京地裁に破産手続き開始を申請し、同日、同地裁より破産手続開始決定を受けた。
尚、㈱東名小山カントリー倶楽部は同クラブの運営・営業主体ではなく、ゴルフ場は別会社により運営されているため、同クラブは通常通り営業を継続している。
会員権の名義書換については、2023(令和5)年5月25日より停止している。
負債は債権者約1万9820名に対し約175億円3100万円(うち預託金が約167億円)としている。
同社は、1972(昭和47)年11月にゴルフ場開設を目的として設立し、
会員権販売で得た資金をもとにゴルフ場の造成工事を進めたが、会員権の乱発や複数回にわたる役員交代などを背景に経営面は混乱し、ゴルフ場を開設するに至らなかった。
このため、同社はゴルフ場施設を賃貸に転換、別のゴルフ場運営会社によって1989(平成元)年に「ギャツビイゴルフクラブ」がオープンし、同社は賃貸収入を得ていた。
同社では公租公課の滞納処分を受け、資産売却を進めざるを得なかった状況で、2023(令和5)年5月にはゴルフ場運営会社との賃貸契約が終了したことにより、収入を確保できる見込みが無くなったことで営業継続を断念し、今回の措置となった。