南富士カントリークラブは、2024(令和6)年9月30日をもってゴルフ場の営業を終了し閉鎖した。
同ゴルフ場の経営母体である株式会社ザイマックスグループが、同年10月1日に富士市と株式会社富士環境保全公社（以下公社）の2者へ譲渡し、公社の取得分は産業廃棄物と一般廃棄物の処理場に、富士市の取得分は森林への復元を予定している。
富士市では、近年全国で相次ぐゴルフ場跡地のメガソーラー転用などを防ぐため、「富士山麓の環境保全と共生ビジョン」を策定し、ゴルフ場用地の取得を決断していた。
また、公社は富士市の第三セクター会社であり株も富士市が一部所有している。
尚、同ゴルフ場は2010(平成22)年12月に民事再生法の適用を申請しており、翌年7月の債権者集会にて預託金の弁済率は3.96%で可決している。
会員の高齢化もあり現在の会員数は当時の約半数の500～600名ほどへ減少しており、会員の預託金返還業務は9月末までに完了したようである。

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